良い卵子をつくる

日々の不妊漢方相談で

「受精はするのだけど、胚盤胞まで育たないのでなかなか移植できない」

というお悩みを伺います。

このようなケース、漢方ならどうするのか?

卵子は、1ヶ月で育つのではなく、原始卵胞の段階から約半年かけて成長します。

この半年間の生活習慣やストレス、お身体のコンディションが、卵子の質に影響を与えます。

漢方では、「気」や「血」の働きが、卵子を成熟させる為に重要であると、考えています。

そこで、まず、ベースに服用して頂きたいのが補気補血の漢方です。

代表格は、婦宝当帰膠です。冷えの改善にも優れているので、特に今からの季節にお勧めです。

そして、補腎薬も使うと良いです。

補腎というのは、漢方独特の考え方です。生命活動の根本の「腎」に働きかけホルモンバランスや生殖能を高めます。

補腎薬はいろいろあって体質で使い分けますので、ご相談ください。


「良い卵子をつくる事」は、妊娠への第一歩です。


もし、西洋医学の治療だけで上手く行かないようでしたら、是非漢方をお試しになってみてください。

2023年11月11日