私は、今年59歳になりました。
2年前には「膀胱癌」を経験しました。
昨年は、大腸カメラでポリープを4個も切除したり、飛蚊症が悪化して眼科を受診したら眼底出血を指摘されたりしました。
また、つい最近は、突然「夜間頻尿」になって、夜1時間毎にトイレに行きたくなるというつらい経験をしました。
今までと体が変わってきた、言い換えると「老化してきたなあ」と実感するようになりました。
50代前半までは、全く実感しなかった感覚・心情です。
このまま後20年ぐらいは同じように過ごせるかと思っていましたので、突然の変化に驚いたり悲しく思ったりしました。
でも、この自分の体に起こっている事を冷静に考えると、
根本には、中医学でいう瘀血と腎虚があるのだと思いました。
簡単に言うと、瘀血(おけつ)は血流が悪い・血がドロドロしているイメージです。
腎虚(じんきょ)は生命エネルギーが弱まっているイメージ、老化の本体です。
特に、私は若い頃から「血流」が悪かった様に思います。
また、子供の頃から体が冷えていました(腎陽虚)。アトピー体質でもありました(腎と肺が弱い)。
元々の体質に加えて、20代・30代は食事などの生活習慣も悪かったので、その積み重ねで動脈硬化などを起こしたのだと考えます。
40代以降は、生活習慣を改善したり漢方を服用したので、まだこの程度で済んでいるのかもしれません。
いずれにしても、60歳を前にして「何とかしないと健やかな老後が送れない」と危機感を持ちました。
そこで、まず生活習慣を見直しました。
今年の夏は、暑く長かったのですが、職場のエアコンは微調整が効かず長時間からだを冷風にさらしてしまいました。
それにより、ただでさえ体質的に体が冷えるのに、それを助長してしまったと思います。
家にいる時も、Tシャツ・短パンでお腹や足を冷やしてしまいました。
運動(ウオーキングなど)も暑さにかまけて、全くしませんでした。
さらに、家族の病気の事など、いろいろなストレスがありました。
ストレスは万病の元になりますし、冷えや血行不良から自律神経のバランスが乱れ夜間頻尿などの不具合を引き起こしたのだと思います。
(頻尿に関しては、泌尿器科医から原因不明の慢性前立腺炎との診断を受けています。これについては、別の機会に書こうと思います)
若いときは、少々生活習慣が悪くても腎陽・腎陰が充実しているので耐えられるのですが、
老化して器質的にも機能的にも衰えてくると、様々な症状として表れます。
老眼の様に症状が少しずつ進行するものもあれば、ある日突然病気として発症して愕然とするなんて事もあります。
勿論、個人差があると思います。同じ年齢でも、若々しい人もいればそうでない人もいます。遺伝子的な理由もあるのでしょうか?
私は、残念ながら、何もしないと、どんどん老化してしまうタイプの様に感じます。
そこで、そろそろ「エイジングケア」を実践しようと考えました。
さて、何をするのか?
①体を冷やさない :腹巻きをしたり、長ズボンをはいたり、風呂上がりも靴下をはくなど注意する。
②血行を良くする :瘀血を改善する漢方や温めてくれる補腎薬を服用する。温灸器を用いて冷えや泌尿器に効くツボを刺激する。
③適度な運動を毎日する :軽いウオーキングを短時間でも良いので毎日する。ラジオ体操をする。
④食べ方を改善する :体を冷やす食べ物(ビールなど)を減らし、ゆっくり良く噛んで食べる。
⑤気が進まないことは、やらない :わがままと思われるかもしれませんが、残りの人生は、自分が楽しい、やってみたいと思う事を優先して行う。
⑥固定観念に捕らわれない :自由な思考をする事で、余計なストレスを減らす。
とりあえず、この辺から始めてみようと思います。
どうなったかは、後日報告します。