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妊活の漢方は体全体で考える

人には、それぞれ体質があります。

私がイメージする体質は、生まれ備わった要因と環境や生活習慣由来の要因が融合したものと考えます。

例えば、女性の卵子の総数は、誕生した時点で決まっているそうです。これは薬で増やす事はできません。

病院でAMHを測ると、年齢相応にあるいはそれ以上に今後排卵するであろう卵子が残っているのか、それともすでに閉経間近の状態なのかわかります。

AMHが基準値より低い場合、漢方では、生命活動の根本である腎(生殖能)が生まれつき少し弱いタイプと考えます。(前者の要因)


一方、総数が十分にあって器質的に問題がなくても、食事が偏っていたり過度なダイエットをしたり、

あるいは職場が一年中寒かったり、人間関係のストレスを常に感じていたりすると心と体のバランスが乱れ体調不良を起こします。

漢方では気や血の流れが乱れたり、特定の臓器の働きが抑制されたりして、

その結果、もともと腎(生殖能)は問題なかったのだけれど、連鎖的に影響を受けて腎の能力(妊娠力)を十分に発揮できていない状態と考えます。(後者の要因)


妊活が上手く行かない時、婦人科的な要因だけを探しがちですが、実は一見関係ないと思われる遠隔の要因が影響している事もあります。

いろいろな事が、体の中では繋がっているのです。

当店の漢方カウンセリングでは、体全体の症状を伺いながら、体のどこを良くしたら妊娠力がアップするのかを考えます。

その分析に基づいてお客様にピッタリ合った漢方薬のご提案を致します。

漢方カウンセリングは予約制です。お電話もしくはメールでご予約ください。

2025年06月27日
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