子宝相談で、「イライラする、憂鬱になる、不安感がとれない」という症状を訴える方が、たくさんいらっしゃいます。
実際、病院の不妊治療はストレスを感じる事が多いと思いますし、
誰にも相談出来ずに、悩みやストレスをため込んでしまう方も…
あるいは、二人目不妊の場合、第一子の子育てのストレスを強く感じておられるケースもあります。
ストレスが溜まると、まず、気・血・水の中の「気の巡り」が悪くなります。
それを漢方では「気滞」と言います。
最初に書いた「イライラする…」などの症状に加えて、「お腹が張る、目が疲れる」などの症状が出たりもします。
対処法としては、
妊活であれば、自分を追い込みすぎない事。時にはのんびりしたり、自分の好きなことをしてリラックスしましょう。
気分転換に、軽い運動もいいですよ。
食生活も大切です。
漢方で、「気の巡り」をになうのは「肝」です。
みかん、オレンジ、レモン、春菊などを食べると、肝の働きが良くなり、気分がスッキリします。
また、お腹が張ったり、ゲップやガスが多い人は、セロリ、パセリ、三つ葉などがおすすめです。
気の巡りが改善して、ストレスを発散します。
それでも、十分改善しない時は、「肝」の働き(肝気鬱結:かんきうっけつ という病態)を改善する漢方薬を用います。